ウェイン・ショーター(WAYNE SHORTER)

wayne_shorterファントム・ナビゲイター
(PHANTOM NAVIGATOR)

ウェイン・ショーター(WAYNE SHORTER)の「ファントム・ナビゲイター」(PHANTOM NAVIGATOR)です。
●COLUMBIAのオリジナル、プロモ盤になります。レコード番号はFC40373。

パーソネルは、テナーサックスほかにウェイン・ショーター、シンセサイザーにミッチェル・フォアマン、ステュ・ゴールドバーグ、ピアノにチック・コリア、ベースにゲイリー・ウィリス、アルフォンソ・ジョンソン、ジョン・パティトゥッチ、ドラムスにビル・サマーズ、スコット・ロバーツ、ほかとなっており、ウェザー・リポートとチック・コリアを足して2で割ったみたいな感じです。

このアルバムは1986年の録音で、ウェザー・リポートを辞したウェイン・ショーターがCOLUMBIAに吹き込んだ「3部作」と呼ばれているものの一つです。ちなみに「3部作」とは、「JOY RIDER」、「ATLANTIS」、そして本作「PHANTOM NAVIGATOR」を指しています。

当時のオリジナル盤ですが、プロモ盤になりますのでご注意ください。

ウェザー・リポートでは、派手目のアレンジはジョー・ザヴィヌルというイメージが強く、ショーターはどちらかと言うと叙情性を追求していたように解釈されがちです(好例が「A REMARK YOU MADE」でしょう)。しかしこのアルバムでのアレンジは、言わば硬軟両方とも有しているようで、相当レベルの高いフュージョン(?)を体験できます。

冒頭の「CONDITION RED」などは確かにウェザー・リポートの延長に過ぎないような感じですが、それ故に何だか微笑ましくもあるのが愉快です。2曲目の「MAHOGANY BIRD」には、ピアノでチック・コリアが参加しており、少々趣きの異なるところを聴かせてくれます。

総じて良質なアルバムには間違いなく、入手して損はない安全パイの如きアルバムですが、何故かCDでも現在は廃盤のようです。

この出品はLPなのですが、インナー・スリーブにはショーターが15歳か16歳くらいのときに描いたコミックの如きイラストが印刷されています。また、何故かショーターのポートレイトも封入されていました。ショーターの思い入れも感じられて、案外コレクションの意味合いが高い逸品かもしれません。


※このレコード評は、旧き佳き時代とジャズへの想いを込めた音化店主:能登一夫の評文です。







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