アーネスティン・アンダーソン(ERNESTINE ANDERSON)

ERNESTINE_ANDERSONザ・トースト・オブ・ザ・ネイションズ・クリティックス
(THE TOAST OF THE NATION’S CLITICS)

アーネスティン・アンダーソン(ERNESTINE ANDERSON)の「ザ・トースト・オブ・ザ・ネイションズ・クリティックス」(THE TOAST OF THE NATION’S CLITICS)です。
●MERCURYのオリジナル盤、モノラル仕様です。レコード番号はMG20400。

このレコードは1958年にリリースされたもので、アーネスティン30歳時のものです。

快速調からバラード・テンポに渡り、好調な歌唱を聴かせてくれます。後年コンコルドからカムバックした彼女ですが、カムバック時のいかにも落ち着いた雰囲気だけではない、いわゆる若かりし頃の溌剌とした、つまりは恐いもの知らず的な歌唱かなと今となっては思えます。

しかし、若くとも(30歳なら若くもないか…)巧いもんで、異常にアクが強いわけではなく、ソフィスティケイトされたブルース・フィーリングとでも呼ぶべき雰囲気と中々にシャープなリズム感を兼ね備えた、いい感じです。

彼女のアルバムでは処女作とされる「HOT CARGO」が有名ですが、その2年後に収録されたこのアルバムも彼女の資質を上手く伝えており、評論家諸氏では有名人というようなタイトルに恥じない仕上がりだと勝手に思っています。

はなペチャながら見ようによっては愛らしいところもあるようなないような容貌で、当時は案外な人気があったんだろうと想像されます。

実は1970年代のコンコルドにおける諸作も必聴に値する出来なのですが、この当時の青春の記念碑的(?)アルバムも聴き逃す手はありませんね。若い方がいいのに決まっているのは、世の常識かもしれません。


※このレコード評は、旧き佳き時代とジャズへの想いを込めた音化店主:能登一夫の評文です。







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